HOME > かぴら日記 > 2016年12月 7日
子ども達が毎年携わる一年を通しての稲作体験の中で、この時期、稲穂からもみ殻に包まれたお米の粒を取り外す作業―脱穀を行います。脱穀の道具「千歯こき」を特別にお借りして、昔ながらの方法で、昔の人が一つ一つ行っていた稲作の作業の大変さをちょっぴり経験します。稲穂を引き抜くには、結構な力、勢いがいる作業のため、子ども達だけでやるのは、年長でもなかなか難しく、先生にお助けマンになってもらいました。
稲穂の束を下向きにもって、千歯こきの鉄の歯の間にはめて、ぐっと上に持ち上げると、稲の先端についていたお米の粒が、一粒一粒にばらけて、下に敷いた新聞紙の上にパラパラと落ちていきます。その落ちたお米の粒を集めて、手のひらにのせて良く観察すると、5月の連休明けに園庭でもみふりをした時の「もみちゃん」そのもの。子ども達が一年の稲の生長のサイクルを感じる機会になっています。次は、もみすり、精米をして、餅つきで杵と臼を使ってお餅に搗きあげます。みんなで収穫した自然のめぐみ、美味しく頂く日が待ち遠しいです。
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