子ども達が楽しみにしていたおもちつき。園庭では、てぬぐいでねじり鉢巻きをして、みんなやる気満々。お手伝いのお父さんと地元大学の学生さん達が搗いてくれた餅を、ひとりひとり、子ども用杵使って10回ずつ搗きました。役員のお母さんたちがきなこもちに仕上げてくれた搗きたてのおもちをほおばると「おいしい☆」「やわらかい☆」との声があちこちからあがりました。子ども達がもみふりをして育てた苗を田植えし、秋に実った稲穂を刈り取り収穫したもち米でついたおもちですから、その味はさらに格別です。
かぴら幼稚園では、昔ながらのやり方でもちつきを行っています。薪を燃やしてかまどで釜に湯を沸かし、その釜にセイロを重ねてもち米を蒸し、蒸し上がったもち米をうすときねを使ってもちを搗きます。薪の燃える煙のにおいに、もち米が蒸し上がるよい香りが混じりあい、あたりに漂う中で、粒粒だったもち米がお父さんたちがうすときねを使って、練って、そして豪快に搗くことで、なめらかなおもちに変化する様子を子ども達は実際に見ることができます。そして、自分たちももちつき体験をし、つきたての本物のおもちを味わっています。
土曜日は40年以上続くかぴら幼稚園伝統卒業ハイキングでした。二日前までは、雨マークのついていた天気予報が、一気に好転、当日は穏やかな登山日和になりました。年長児全員参加で、みんなで元気いっぱい、771mの山頂を踏むことができました。登りも下りも、林道(車道)を歩く部分もあれば、時には手も使って登ったり、降りたりしないといけない本格的な登山道を、クラスの仲間と励ましあいながら歩きました。頂上からの大展望、そしてあったかいコーンスープのホッとして、元気のでる味は、忘れられない思い出になりました。スカイツリーよりも高い山に自分の足で登り、そして、登山口と反対側の谷に下山しました。ゴールにたどり着いた時はどのこも誇らしげで、充実した顔つきをしていました。今年も、園児の有志のお父さん方、地元大学山岳部関係者および地主の皆さんのご支援を頂き、無事に終えるでき、深く感謝しています。
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